2年前に肺がんがわかった飼い猫びー、推定15歳。癌性胸膜炎判明から二週間が経ちました。
5. 二週間が経過して
10月11日で癌性胸膜炎(胸に水がたまる)判明から二週間が経ち、これまでの経緯から二点ほどうっすらと気づいたことがありました。あくまでも私の感想にすぎないので、あまり参考にはならないと思いますが。
- 病状の変化は急変とは限らない
- 患畜自身が変化に対応できる場合もありそう
病状の変化は急変とは限らない
この日はちょうど血液検査をする日でした。これまでの血液検査では特に問題はありませんでした。私としては肝臓、腎臓にも影響が出て悪くなっているのだろうと思っていましたが、特に変化は見られませんでした(血液検査については最後でも触れます)。
また、以前腎不全で他界した猫を思い出してみると、亡くなるまでに病状の変化に何度か気づきました。例えて言うなら、階段を降りるような感じでした。また一段元気がなくなったね、ということの繰り返しでした。その階段が何段なのかは誰もわからないのですが、思えば最後の段は急斜面でしたね。
たぶん以下の図のようであれば、病気に気づいてから亡くなるまでの変化ってあまり気づかないと思うのですよ。
実際には、こんな風に階段を降りるように変わっていくように思えます。
患畜自身が変化に対応できる場合もありそう
前も書きましたが、二週間前はあと少ししか持たないのだろうと思いました。おそらく階段を一段降りたことに精神的についていけてなかったのかと思うのです。
そして、ふと思ったのは、飼い主がそうであったように、びーも自分自身の変化に驚いていてしまったのではないかということ。そして、もし階段を転がり落ちることなく、次の日も同じ段に留まることができたなら(びーの今の状況なのかと想像)、それがびーにとって新たな普通になり、その間は対応できるのではないかということ。
そう思ったのはこんなことがあったからです。
びーは一週間前の通院時にも水を抜きました。それまでは水を抜くと調子がよさそうだったのですが、その日は具合が悪そうで、帰宅後はうずくまるように身を丸めていました。
それから一週間の様子を見ていると、水が溜まってきているはずなのに、逆に徐々に調子が戻ってきたように見えました。そんなこともあり昨日は水抜きをするかしないか獣医と相談したのですが、抜くことに。今回の場合は、帰宅してからも調子はよさそうで、水抜き前よりもしっかり歩き回っていました。
そのような経緯から、びー自身が水抜きされることを我慢し、変化に驚いている状態から変化を受け入れる状態になってきたのかと思ったのです。
とはいえ、水抜きもよいことばかりではないようです。水抜きでリンパ球(免疫系に関連)も一緒に抜かれてしまうので。実際、昨日の血液検査でもリンパ球の数値は落ちていました。これからも、それらの折り合いをつけながら、なんとかソフトランディングできるとよいのですが。
[写真は2017年9月25日のびー。今思えばこの時水が相当溜まっていたのですね。]
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